教室について
筑波大学附属病院放射線診断・IVR科では、”放射線科のレベルの高い病院は質の高い医療を提供できる”という考えのもと、茨城県内外の医療の質を高める事に貢献します。これまでの良い伝統を引き継ぐ一方で、これから10年、20年先に活躍する放射線科医の育成を目指した新たな体制の構築に取り組みます。
ご挨拶・教室の沿革
筑波大学 放射線診断・IVR教室は、1976年に初代・秋貞雅祥教授(~1990年)に始まり、腹部画像診断を専門とする板井悠二教授(1990年~2003年)、画像診断全般で一流の南学名誉教授(2004年~2019年)、そして、2020年から中島崇仁が教室を引き継いでおります。
私がレジデントの頃にはIVRを中心に研修していたことから、当時の板井教授のデンプンを使った塞栓物質や血管撮影中にCTを撮影するCTAP(CT during arterioportography)などのご講演を拝聴して感銘を受けて、世界第1号のシーメンス社のangio-CTを使って実践に取り入れていた思い出があります。南名誉教授は日本中の放射線科医であれば知らない人がいない臨床画像診断のプロフェッショナルです。
このような伝統を受け継ぎ、当教室では古くからgeneral radiologistを育成するレジデントプログラムが確立されています。「頭のてっぺんから、足の先まで」広い分野の画像診断やIVR・核医学などのトレーニングを行う事が可能です。これまで筑波大学からご高名な放射線科専門医が数多く生まれていることが筑波の伝統が正しい事の証明になります。
これからの教室の方針としては、これまで以上に多くの優秀な放射線科医を育成することの他に、茨城県の放射線科医不足を解消するための遠隔画像診断ネットワークの構築と、中島の専門である分子イメージング(核医学・PET・光イメージング・光免疫療法など)の研究による更なる広がりを目指すことで、より教室を発展させていくつもりです。
フェロー/レジデント
澁木 紗季
自治医科大学 2009年卒
阿部 哲也
井上 慶
宮崎大学 2016年卒
漆原 愛子
香川大学 2017年卒
根本 英比古
山口大学卒
加賀屋 駿
筑波大学卒
望月 直人
名古屋大学 2018年卒
中橋 優太
平山 恵
藤原 美貴
一瀬 直哉
飯塚 岳郎
石川 太一
西田 知仁
寺門 正尊
外病院所属
宮坂 祐輔
信州大学 2014卒
博士研究員
顧文超
群馬大学